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建設コンサルタントとは

建設コンサルタントとは、公共事業(社会資本整備)を行う中で、事業者の事業執行を支援し、パートナーとして、技術的なコンサルティングを行う業者または個人のことを指します。
ここで、「事業者」とは、公共事業(社会資本整備)を執行する者であり、国土交通省をはじめとした各官庁、地方公共団体、政府関係機関等を指すとともに、建設コンサルタントのクライアントにあたります。
では、整備を行なう「社会資本」とは、一体どのようなものでしょうか?
皆さんが日常生活をおくる環境の中には、様々な「社会資本」があり、一言で表現すると「公共の施設」を指します。
例えば、徒歩や自転車、自動車を利用する際には、道路や交差点、信号機や標識等があり、鉄道や地下鉄を利用する際には、軌道や駅構内施設、飛行機を利用する際には、空港があります。
また、休日にドライブへ行くと目にすることもある高速道路やジャンクション、トンネル、橋、ダム、港等があり、道の駅を利用することもあるでしょう。
その他にも、衛生面に関わる上下水道施設、電気・照明・通信に関わる電力施設、農林水産業に関わる農業土木施設等があり、多岐にわたっています。
これら全ての施設が「社会資本」にあたり、日々皆さんの豊かな生活を支える基盤施設として整備されています。

こんな仕事をしています

全国に4千社(登録企業数)以上ある建設コンサルタントは、多種多様な公共事業(社会資本整備)の執行に応えるため、土木建築に関する幅広い専門的な知識と技術、技術者を有し、事業者を支援する形で、企画・立案、調査、計画、設計、施工、監理、助言、指導、維持管理、環境保全等の仕事を基本としています。
また、建設コンサルタントは、高度かつ専門的な知識や技術を持ち合わせていることは勿論のこと、各地方・地域に根ざし、地域住民とのコミュニケーションをはじめ、地域の特色や環境に配慮した技術提案の他、事業者に代わって事業執行をマネジメントする役割等、幅広いニーズに対応していき、大いにやりがいのある仕事となっています。
近年では、経済状況の低迷や少子高齢化を踏まえて、持続可能な社会をテーマに「維持管理」が注目され、他方地球環境問題へのグローバルな参画として「環境保全」が注目され、主たる事業の一つとなってきています。
ここで、当社の代表的な委託業務の内容を以下に紹介します。

土木設計 道路、街路、橋梁、トンネル、河川、砂防、漁港、海岸、上下水道、農・漁業集落排水、
農業土木、防風、防雪林、建物外構施設等の計画・設計及び点検、監理
環境企画設計 街並づくり、公園、緑地、景観、環境、パークゴルフ場、オートキャンプ場、総合グランド、
廃棄物処理施設等の計画・設計及び監理
地質調査 地質、土質、地すべり、急傾斜、物理探査、防災点検・対策等の調査・解析
調査・測量 費用便益、構造物診断、防風、防雪、測量全般、土地造成等の調査・測量
補償業務 物件補償、損失補償、その他補償関連等の調査
一級建築事務所 建築設計及び施工監理

巷で聞かれる「ゼネコン」とは、どのような仕事をしているのでしょうか?
ゼネコン(General Contractor)とは、日本語で「総合建設業」と称し、各種の土木建築に関する工事を一式で事業者から請け負い、工事全体の取りまとめを行う建設業者のことを指します。
すなわち(一概には言えませんが・・・)、ゼネコンは、建設コンサルタントが担う調査・計画・設計等の成果を引き継ぎ、現場で施工及び施工監理という形で担い、公共施設(社会資本)を具現化しています。
ゼネコンと建設コンサルタントは、公共事業(社会資本整備)を手掛けるという目的は同じであっても、各々役割が異なり産業分類されているという特徴があります。

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